“聘礼”のいろいろな読み方と例文
旧字:聘禮
読み方割合
しるし50.0%
へいれい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御釜の音なかりしは、祝部等はふりたちが身の清からぬにぞあらめ。既に聘礼しるしを納めしうへ、かの四三赤縄せきじようつなぎては、あたある家、ことなるくになりともふべからずと聞くものを。
はやく日をえらみて三五聘礼しるしれ給へと、あながちにすすむれば、盟約ちかひすでになりて、井沢にかへりごとす。やが聘礼しるしを厚くととのへて送りれ、三六よき日をとりて婚儀ことぶき三七もよほしけり。
やがて使者が迎いに行ったが、真人はその聘礼へいれいの方法が正しくないというので動かず、遂に行くことを謝絶した。そこで宮中の道士をくだして、鉄符をもって加持させることになった。