“じゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジユウ
語句割合
自由92.0%
事由4.0%
1.0%
不自由1.0%
自友1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間にんげんが、かしておこうとしても、自由じゆうがなければ、なんでおとうさんがきていられるものか。ああ、あちらのまちがうらめしい!」
平原の木と鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
収穫期からいうと十月の方がむしろ自然に近く、是をまた一カ月遅くしたのは、別に日本だけの特殊な事由じゆうがあったものとも考えられる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
なんだかこれまたかれには只事たゞごとでなくあやしくおもはれて、いへかへつてからも一日中にちぢゆうかれあたまから囚人しうじん姿すがたじゆうふてる兵卒へいそつかほなどがはなれずに、眼前がんぜん閃付ちらついてゐる
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
猶且やはり毎朝まいあさのやうにあさ引立ひきたたず、しづんだ調子てうし横町よこちやう差掛さしかゝると、をりからむかふより二人ふたり囚人しうじんと四にんじゆうふて附添つきそふて兵卒へいそつとに、ぱつたりと出會でつくわす。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
息子むすこはいまでは、このみやこでなに不自由じゆうなくらしていられる身柄みがらでありましたから、父親ちちおやに、なんでもめずらしそうなものをってきて、もてなしました。
山へ帰りゆく父 (新字新仮名) / 小川未明(著)
杜若かきつばたしぼむ下から開きけり 自友じゆう
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
さて古墳こふんなかからかゞみは、ちょうどかんから六朝時代りくちようじだいかゞみでありまして、その裏面りめんかほうつめん反對面はんたいめんには、たいていまるじゆうがあつて、その周圍しゆういにはいろ/\の模樣もようきざまれてゐます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)