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『丸の内』
ふりがな文庫
『
丸の内
(
まるのうち
)
』
震災ずっと以前のことであった。今はもう昔がたりになったが、あの小さい劇場の有楽座が建ったはじめに、表に勘亭流の字で書かれた有楽座という小さい漆塗りの看板が掛っていたのに、私は奇異の眼をみはった事があった。この有楽座というのは、その頃はまだ珍 …
著者
高浜虚子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「東京日日新聞」1927(昭和2)年3月15日~31日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約46分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
瓦
(
が
)
何
(
いず
)
空
(
あ
)
後
(
おく
)
斯
(
かか
)
連
(
つら
)
上
(
あが
)
下
(
お
)
燻
(
くすぶ
)
空
(
むな
)
若
(
もし
)
著
(
き
)
厭
(
いと
)
口
(
ぐち
)
合点
(
がってん
)
媼
(
ばあ
)
実
(
じつ
)
後
(
のち
)
拵
(
こさ
)
斯
(
こ
)
日日
(
にちにち
)
美味
(
おい
)
退
(
ひ
)
閑
(
かん
)
一寸
(
ちょっと
)
下足
(
げそく
)
下駄
(
げた
)
乃至
(
ないし
)
併
(
しか
)
俄
(
にわか
)
俥
(
くるま
)
偶
(
たま
)
僅
(
わず
)
其所
(
そこ
)
剣呑
(
けんのん
)
割拠
(
かっきょ
)
却
(
かえ
)
参差
(
しんし
)
名残
(
なごり
)
呟
(
つぶや
)
唯
(
ただ
)
嗤笑
(
ししょう
)
噂
(
うわさ
)
天辺
(
てっぺん
)
宝生
(
ほうしょう
)
容子
(
ようす
)
尤
(
もっと
)
屁
(
へ
)
屡々
(
しばしば
)
岩畳
(
がんじょう
)
巍然
(
ぎぜん
)
差支
(
さしつかえ
)
強
(
し
)
忽
(
たちま
)
悉
(
ことごと
)
惰
(
なま
)
愈々
(
いよいよ
)
抛
(
ほう
)
捺
(
お
)
斯
(
か
)
方
(
かた
)
暖炉
(
だんろ
)
暫
(
しばら
)
栖息
(
せいそく
)
樋
(
とい
)
櫛比
(
しっぴ
)
殆
(
ほとん
)
河童
(
かっぱ
)
泥濘
(
ぬかるみ
)
流石
(
さすが
)
濠端
(
ほりばた
)
火燵
(
こたつ
)
煉瓦
(
れんが
)
爾来
(
じらい
)
独
(
ひと
)
琥珀
(
こはく
)
瓦斯
(
ガス
)
甚
(
はなは
)
界隈
(
かいわい
)
白粉
(
おしろい
)
相聳
(
あいそび
)
瞼
(
まぶた
)
秤
(
はかり
)
称
(
とな
)
突飛
(
とっぴ
)
簡捷
(
かんしょう
)
総
(
すべ
)
翁
(
おきな
)
翩翻
(
へんぽん
)
聳
(
そび
)
脇息
(
きょうそく
)
落寞
(
らくばく
)
著
(
つ
)
蚤
(
のみ
)
蠣
(
かき
)
行幸
(
みゆき
)
袂
(
たもと
)
袴
(
はかま
)
識
(
し
)
豊前
(
ぶぜん
)