“屡々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばしば88.6%
しば/\10.3%
しば/″\0.7%
ちょく/\0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その後も屡々しばしば水戸へ人を派したが、水府は東湖塾を中心として混乱していて、一人の青年の行衛ゆくえなどまるで尋ねあてる由もなかった。
岩魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
長崎は淫風の極めて太甚はなはだしき地なり。襄の彼地に在るや屡々しば/\遊里に誘はれたりき。今日と雖も娼閣の壁上往々其旧題を見るといへり。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
けれど、わたくしつね確信かくしんしてます、てんには一種いつしゆ不思議ふしぎなるちからがあつて、こゝろうつくしきひとは、屡々しば/″\九死きゆうし塲合ばあひひんしても、意外いぐわい救助すくひことのあるものです。
ねえさんはお壮健たっしゃですかとお前さんを聞くよ、情愛があるから……それから屡々ちょく/\遊びに行って何時も御馳走に成って済まないとたまには何か奢ってやるね
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)