日記にっき27 一九四四年(昭和十九年)27 せんきゅうひゃくよんじゅうよねん(しょうわじゅうきゅうねん)
(土曜)曇寒 ことしから又日記をつける。自分の生活をはっきりさせるために。一日のうち、自分がどんなに生活を営んだかということをはっきりさせるために。去年は、ここの家での生活というものを知らず、生活の本質を知らず、非常に多く労し、多く苦しい思 …
題名が同じ作品
日記 (新字新仮名)宮本百合子 (著)
日記 (新字旧仮名)知里幸恵 (著)