鼠尾草みそはぎ)” の例文
仲の町の両側に隙き間もなく積み重ねられた真菰まこもや蓮の葉には初秋の涼しい露が流れて、うるんだ鼠尾草みそはぎのしょんぼりした花の上に
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鼠尾草みそはぎ鷺草さぎぐさ露にぬれて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
女房がいう通り、いち商人は碌々に後片付けをして行かないとみえて、そこらにはしおれた鼠尾草みそはぎや、破れた蓮の葉などが穢ならしく散っていた。唐もろこしの殻や西瓜の皮なども転がっていた。
異妖編 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)