鳥居本とりいもと)” の例文
柳の枝に結び文を残して行った武蔵を慕って、又八は道を急いだが、草津まで行っても行き会わない、彦根、鳥居本とりいもとまで来ても見当らない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、早めに出たが、鳥居本とりいもとでは、はや汗まみれな、あえぎ喘ぎの人馬であった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)