“鱖魚”の読み方と例文
読み方割合
けつぎょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八幡船ばはんせんなるものに乗りこんで、海濤万里かいとうばんりをものともせず、南の島々から大明だいみんの沿海はいうに及ばず、揚子江は鱖魚けつぎょのごとく千里をさかのぼり、高麗の辺境までも鯨遊げいゆうして、半生
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、一艘の小舟が、鱖魚けつぎょのごとくさかのぼって来た。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「彼は、大江の鱖魚けつぎょだ」と、人々に嘱目しょくもくされていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)