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鰡八大尽
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ぼらはちだいじん
ふりがな文庫
“
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)” の例文
さればこそ
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
の如きをさえ向うに廻して大いに争ったが、その争いたるや君子——でないまでも卑劣な争い方は決してしていない。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この櫓というのは、道庵先生が
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
に対抗して、
馬鹿囃子
(
ばかばやし
)
を興行するために特に組み上げた櫓の名残りであります。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それとはまた別に、長者町に妾宅を構えた
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
も、御多分に洩れず洋行することになりました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
の妾宅が出来てからというものは、その名物の株を奪われそうになったのであります。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ことにこのごろは
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
と楯を突き合っている時でもあるし、よしこれは道庵が書かないにしても、道庵に知合いのもの、道庵の
許
(
もと
)
へ出入りする者の
仕業
(
しわざ
)
ではないかと
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
先生は相変らずだが、その子分たちが枕を高くして寝られないことがたった一つあります。それはほかでもない、洋行に出かけた
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
がいつ帰って来ないものともわかりません。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その普請というのは、そのころ有名な
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
というものの妾宅なのであります。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
先生が唯一の好敵手であった
鰡八大尽
(
ぼらはちだいじん
)
は、あの勢いで洋行してしまったし、それがために、隣の鰡八御殿は急にひっそりして、道庵の貧乏屋敷に一陽来復の春が来たのはおめでたいが
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鰡
部首:⿂
21画
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
尽
常用漢字
中学
部首:⼫
6画
“鰡八”で始まる語句
鰡八
鰡八御殿