“鯨鞭”の読み方と例文
読み方割合
げいべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胸まである黒髯こくぜんを春風になぶらせ、腰に偃月刀えんげつとう佩環はいかん戛々かつかつとひびかせながら、手には緋総ひぶさのついた鯨鞭げいべんを持った偉丈夫が、その鞭を上げつつ近づいてくるのであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)