鯉屋こいや)” の例文
「連れの万吉という者が、京橋南づめ鯉屋こいやと申す船宿から借りうけましたもの」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左隣には大きな池があって、人の鯉屋こいやと呼ぶ家がありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
きょう船宿の鯉屋こいやの二階へ、お綱をのこしておいて、ただ一人、猫間川の岸からこのあたりへ、ゆうべの船と、あのまま帰らなかった万吉の姿をたずねてきたところなので、歩みつつもおのずから
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここは、京橋口の船宿、鯉屋こいやの二階。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)