鬼婆々おにばばあ)” の例文
この絵馬は、まないたの上へ——裸体はだかの恋絹を縛ったのではない。白鷺を一羽仰向けにしてあるんだよ。しかもだね、料理をするのは、ものすご鬼婆々おにばばあじゃなくって、たこの口をとがらした、とぼけた爺さん。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)