“馬糧廠”の読み方と例文
読み方割合
ばりょうしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪はいよいよ烈しく、風は足にさからい、満身これ飛雪の姿で、笠のつばを抑えつつ、もとの馬糧廠ばりょうしょうまで馳けもどってきた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼のあたまには、すぐ小屋のの火がその原因と考えられていた。まぐさ小屋は一棟ではない。たちまち馬糧廠ばりょうしょう一面の火の海となるやもわからない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「明日から、刑務場十五里先の東門外にある馬糧廠ばりょうしょうへ転務を命ずる。起居は中央の飼糧まぐさ小屋の一つにとること」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)