香椎かしひ)” の例文
「いざ児ども香椎かしひかたに白妙の袖さへぬれて朝菜みてむ」(巻六・九五七)は旅人の歌で憶良のよりも後れている。つまり、旅人が憶良の影響を受けたのかも知れぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
りて、二度、香椎かしひまゐる。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)