餓鬼声がきごえ)” の例文
ふざけるな、がつがつと、哀れな餓鬼声がきごえを出しゃがって、よく耳の穴をほじッて聞けよ。道中売りの酒なぞは、ただの旅でも、滅多に意地汚ねえよだれなど垂らすものではないわ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)