頃者けいしゃ)” の例文
ただ恨むらくは頃者けいしゃ内幟の流行打ち続いて見渡す空に矢車の響き賑わず、江戸ッ児の向上心を吾から引っ込み思案にしてしまう人の多いことで、吾儕は寧ろ柏餅も鱈腹喰うべし
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)