韜略とうりゃく)” の例文
いま華歆かきんの申しあげた如く、司馬懿は、弱冠の時から深く韜略とうりゃくを研究して、軍機兵法をさとりながら、しかも要心ぶかく、先帝の代にも碌々ろくろくと空とぼけ、今日、まだ幼くして
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は深く韜略とうりゃくに通じ、兵を用うるに卓絶し、機を見ること敏なり。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)