“靇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おがみ66.7%
オガミ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の考では、これは矢張やはり竜王即ちおがみ神(八俣の大蛇)を崇拝する先住民の信仰が其儘新来の住民によりて継承されていた遺蹟であろうと思うのである。
マル及ムレについて (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
寧ろおがみ神に縁のある社ともいうく、遠賀はオガミの略されたものかも知れぬ。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
すべてオガミ神崇拝の民族が住まっていたことを示している一方に於て、農業の神である月神即ち月読尊を奉洞した民族のいたことも疑いなく、前者はモン・クメール、後者はチアム民族である。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
然らばこの名の基く所は何であるかといえば、疑いもなくそれはオガミから導かれたもので、オガミ竜とは即ち蚦蛇うわばみを指し、仏経でいう竜王のことである。更に語を換えて言えば八岐ヤマタオロチである。
二、三の山名について (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)