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雒山
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らくざん
ふりがな文庫
“
雒山
(
らくざん
)” の例文
いま蜀の
冷苞
(
れいほう
)
、
鄧賢
(
とうけん
)
の二将は、
雒山
(
らくざん
)
山脈を負うて左右二翼にわかれて陣取る。御身らも二手にわかれて各〻その一方に当れ。いずれでも早く敵陣を粉砕して味方の旗を
掲
(
かか
)
げたものを
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雒山
(
らくざん
)
の北に、一すじの
秘密路
(
かくしみち
)
があります。それを踏み越えれば、雒城の東門に達すということです。——またあの山脈の南にも一道の間道があって、それを進めば同じく雒城の西門に出るという。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雒山
(
らくざん
)
の背をこえ、西方の麓をのぞんで降りてゆくと、真下に雒城の
西曲輪
(
にしくるわ
)
が見え、
蛾眉門
(
がびもん
)
、
斜月門
(
しゃげつもん
)
、鉄鬼門、
蕀冠門
(
らかんもん
)
などが、さらに次の山をうしろにして鋭い
反
(
そ
)
り
屋根
(
やね
)
の線を宙天にならべていた。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雒
部首:⾫
14画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“雒”で始まる語句
雒城
雒県