“雑訴決断所（ざつそけつだんしよ）” の例文

正成の光栄歓喜如何ばかりであつたであらう。御還幸の後、記録所（きろくじよ）を再興し、親しく政（まつりごと）をみそなはせ給ひ、雑訴決断所（ざつそけつだんしよ）を置いて訴訟を決せしめ給ひ、武者所（むしやどころ）を設けて、武士の進退を掌（つかさど）らしめられた。

二千六百年史抄 (新字旧仮名) ／ 菊池寛(著)

“雑訴決断所”の解説

雑訴決断所（ざっそけつだんじょ）とは、日本の南北朝時代、いわゆる建武の新政期に朝廷に設置された訴訟機関（令外官）。公家・武家出身者が混在した組織で、主に土地（所領）の相論を扱い、後には後醍醐天皇の綸旨の施行にもあたったが、建武政権の崩壊に伴い、短期間で消滅した。
※以下、日付はすべて宣明暦によるものである。
(出典:Wikipedia)

雑	常用漢字 小５ 部首:⾫ 14画
訴	常用漢字 中学 部首:⾔ 12画
決	常用漢字 小３ 部首:⽔ 7画
断	常用漢字 小５ 部首:⽄ 11画
所	常用漢字 小３ 部首:⼾ 8画