雇傭人こようにん)” の例文
城外のからにあたる黒沢の裏谷に、黒沢衆とも青鷺衆ともよばれている外者そともの(藩外の雇傭人こようにん)の小屋だまりがある。近侍は、そこのたむろから二十五、六歳の小がらで固肥かたぶとりな男を呼び出した。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)