闞沢かんたく)” の例文
日ごろ親しい参謀官の闞沢かんたくも見舞いに来たが、彼のすがたを見ると、暗涙をたたえた。黄蓋は、枕頭の人々を退けて
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蔡和は、哀号あいごうして、甘寧かんねい闞沢かんたくも自分と同腹なのに、自分だけを斬るのはひどいと喚いたが、周瑜は笑って
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
再三、曹操に乞われて、闞沢かんたくは初めて承知した。——なお曹操が自分の肚をさぐるためにそういったのではないかということを闞沢は警戒していたのである。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(呉の参謀官闞沢かんたくが、一漁翁に身をやつし、何ごとか曹丞相に謁して、直言申しあげたいとのこと——)
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
闞沢かんたくあざな徳潤とくじゅんであった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)