間者まわしもの)” の例文
それに一体のご様子が、山役人とは全然まるで違う、俺が保証する間者まわしものじゃあねえ。何か理由がありそうだ、ねえ旦那、どういうご用で、私達の山塞が知りたいんで?
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「解った解ったこの野郎、手前は役人の間者まわしものだな! その手に乗るか、途方もねえ、こう見えても裏切りはしねえ、五両ばかりのハシタ金で、山塞を明かしてたまるものか」
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「さあ」とまゆひそめたが、「奴らの間者まわしものじゃアあるまいかな」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ははあ貴様、間者まわしものだな」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)