間渡戸あひわど)” の例文
將に林を出でんとする處にて、我は二人の牧童に逢ひ、此處は何といへる澤ぞと問へば、間渡戸あひわど間渡戸あひわどと繰返して、彼等は怪しげにわが顏を覘ひぬ。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
間渡戸あひわど! これ即ち鬼怒川奇景の隨一と稱せられた所にあらずや。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
峭を欲すれば中岩橋、間渡戸あひわど、及び瀧温泉の如きあり。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)