長上着フロック)” の例文
父がいきなり、今まで長上着フロックすそほこりをはらっていたむちを、さっと振上げたかと思うと——ひじまでむきだしになっていたあの白いうでを、ぴしりと打ちすえる音がしたのである。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)