“錦糸堀”の読み方と例文
読み方割合
きんしぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶漬ちゃづけで夜食をすまし、翌朝割引電車で、錦糸堀きんしぼりの家へ帰ると、昨夜もらった手付かずの三十円をそっくり母親に渡した。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
偏僻へんぴなところにあった先生の家のすぐ前には、汽車の高架線があって、錦糸堀きんしぼりの停車場の構内になっていた。夜分静かに話にふけっていると、汽車がごうごうと通り過ぎてゆく。
左千夫先生への追憶 (新字新仮名) / 石原純(著)
午後になると、おいてきぼりといわれる錦糸堀きんしぼりの原っぱへ出かけて行く。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)