“針葉”の読み方と例文
読み方割合
しんよう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、そんなことはどうでもい。カフェの中央のクリスマスの木は綿をかけた針葉しんようの枝に玩具おもちゃのサンタ・クロオスだの銀の星だのをぶら下げている。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
枯木はさっきの落雷に、かれたものに違いなかった。だから根元には何かの針葉しんようが、枝ごと一面に散らばっていた。彼はその針葉を踏むと同時に、夢が夢でなかった事を知った。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)