野猪しゝ)” の例文
さながら野猪しゝと獵犬と己が立處たちどにむかふをさとり、獸と枝との高き響きを聞くものの如くなりき 一一二—一一四
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
野猪しゝに似たりし勇のみあふれて、智惠は袋の底にや沈みし、誰が目に見ても看板うつて相遠なき愚人と知らるれば、流石に憐れむ人も有りて心はひくくせよ身をおしむな
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)