醉月すゐげつ)” の例文
新字:酔月
川岸の御旅館醉月すゐげつの二階の縁側の籐椅子に腰かけて、三田は上り下りの舟を、見迎へ見送つて居た。目新しい景色は、何時迄見て居てもあきなかつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)