“酒石酸”の読み方と例文
読み方割合
しゅせきさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒石酸しゅせきさんの結晶に関する論文が、パリの科学学士院会員として著名なビオーたちに認められ、それからはいつもその恩顧を受けるようになりました。
ルイ・パストゥール (新字新仮名) / 石原純(著)
少し気を直すつもりで酒石酸しゅせきさんをつめたい水に入れて呑んでいましたら、ずうっと遠くですきとおった口笛が聞えました。
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
食品屋に売っているよ。焼粉がなければ炭酸曹達たんさんそうだ酒石酸しゅせきさんを交ぜて焼粉の代りにしてもいい。この粉とカステラ鍋と菓子型さえあれば大概な西洋菓子は出来る。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)