郿塢びう)” の例文
董卓は早くも車駕を命じ、珠簾しゅれん宝台ほうだいに貂蝉を抱き乗せ、扈従こじゅうの兵馬一万に前後を守らせ、郿塢びうの仙境をさして、揺々ようようと発してしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
董太師とうたいし郿塢びうへ還る。——と聞えたので、長安の大道は、拝跪はいきする市民と、それを送る朝野ちょうやの貴人で埋まっていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郿塢びうの城には、董卓の一族と、日頃養いおいた大軍がいる。誰か進んでそれを掃討してくれる者はいないか」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)