遼陽れうやう)” の例文
その田は良平爺りようへいじいさんの小作田で、爺さんには良作といふ息子があつたのですが、「日露戦争」の遼陽れうやうの戦ひで死んでしまひ、今年は、よそには田植がすんだ今時分、まだ半分も残つてゐたのでした。
先生と生徒 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
遼陽れうやうの駅にくだればしろき塔月の明りを柳にぞ置く