トップ
>
造酒子
>
サカツコ
ふりがな文庫
“
造酒子
(
サカツコ
)” の例文
山へ行つて、薪や御用の木を伐る時に、一番先に斧を入れたり、又野原へいつて、御用の茅を刈るのも、
造酒子
(
サカツコ
)
の為事であつた。
大嘗祭の本義
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
女の方では、郡領の娘が
造酒子
(
サカツコ
)
に定められる。
造酒子
(
サカツコ
)
は、地位の高い巫女である。男の方は、稲実の君が定められる。此で、酒と米との役人が出来た訣である。
大嘗祭の本義
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
昔の考へでは、酒と米との間に、劃然とした区別はなかつた——それから、
造酒子
(
サカツコ
)
の下には、
酒波
(
さかなみ
)
が一人、
篩粉
(
コフルヒ
)
が一人、
共造
(
アヒツクリ
)
が二人、
多明
(
ためつ
)
酒波が一人あるが、此等は皆、酒に関する巫女である。
大嘗祭の本義
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“造酒”で始まる語句
造酒
造酒家
造酒屋
造酒助
造酒司
造酒之助
造酒児
造酒之丞