逋亡ほぼう)” の例文
これ児らの志なり。ここを以て児ら、まさに某日を以て同志とともに、益田行相こうしょうの門にいたり、故を告げて発せんとす。敢て許允きょいんを求めず、政府待つに逋亡ほぼうを以てするも可なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
諸強族が官兵を役使しまた逋亡ほぼうを蔵せるを検校し、ことごとく事を以て言上し、罪さるる者甚だ多し、陸杭時に江陵の都督たり、ことさらに孫皓に下請し、しかるのち釈くを得たりとある。