逆上ぼっ)” の例文
平常いつもはあまり眼に立たぬほどの切れの浅い二重瞼が少し逆上ぼっとなって赤く際だってしおれて見えた。睫毛が長くを霞めている。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)