逆上のぼぜ)” の例文
馬琴ばきんも歯が悪かった。「里見八犬伝」の終りに記されたのによると、「逆上のぼぜ口痛の患ひ起りしより、年五十に至りては、歯はみな年々にぬけて一枚もあらずなりぬ」
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)