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迅風耳
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じんぷうじ
ふりがな文庫
“
迅風耳
(
じんぷうじ
)” の例文
「泰野屋の奥に居ても、おれも、ただは遊んでいない。金吾の歩む足音は、この
迅風耳
(
じんぷうじ
)
で聞きすましている」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蕎麦屋は、巷の
迅風耳
(
じんぷうじ
)
とみえ、よくしゃべっていたが、急に、
担荷
(
にない
)
に天秤をさし入れて
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だって、いるものは、仕方があンめい。こう見えても、おらア千里眼
迅風耳
(
じんぷうじ
)
だぜ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「冗談いっちゃいけません、永年潮風に吹かれている
密輸入
(
ぬきや
)
の三次、海の上のことなら
迅風耳
(
じんぷうじ
)
だ! じゃ、こんどはお
前
(
めえ
)
さんの手相を一つ見てやろう」と、片あぐらを
抱
(
かか
)
えこんだ三次は
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
迅
常用漢字
中学
部首:⾡
6画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
“迅風”で始まる語句
迅風