くさび)” の例文
頭が禿げるまで忘れぬほどに思い込んだことも、一ツ二ツとくさびけたりれたりして車がくなって行くように、だんだん消ゆるに近づくというは、はて恐ろしい月日の力だ。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)