“輙(すなわち)” の例文
枕山が同人集第三編に「温卿ノ書ハ帖(じょう)ノ出ルゴトニ輙(すなわち)唐宋ノ名家トソノ工巧ヲ争フ。マタ元ノ人顧玉山(こぎょくざん)ノ風ヲ慕フ。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また大婚式記念郵便切手の発行せられし時都人各近鄰の郵便局に赴き局員に請(こ)ひて、記念当日の消印(けしいん)を切手に捺(なつ)せしむ。南岳輙(すなわち)春画を描きたる絵葉書数葉を手にし郵便局の窓に抵(いた)りて消印を請ふ。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)