軽口地口かるくちじぐち)” の例文
この道さいわいにして年と共にあまねく世人の喜び迎ふる処となりしが、その調ちょうはその普及と共にようやく卑俗となり、こと天保てんぽう以降に及んでは全く軽口地口かるくちじぐちるいえらぶ処なきに至れり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)