“車坂町”の読み方と例文
読み方割合
くるまざかちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫三郎は維新後静岡県の官吏になって、良政よしまさと称し、後また東京にって、下谷したや車坂町くるまざかちょうで終ったそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
植村子順、名は正義、通称は某、蘆洲ろしゅうと号した。下谷車坂町くるまざかちょうに住した某組の与力よりきで詩を枕山に学んだ。明治十八年享年五十六で没したので、嘉永元年には年十九である。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)