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踖々
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せつせ
ふりがな文庫
“
踖々
(
せつせ
)” の例文
何が辛いと言つたつて、用が無くて生きて居るほど世の中に辛いことは無いね。家内やなんかが
踖々
(
せつせ
)
と働いて居る側で、自分ばかり
懐手
(
ふところで
)
して見ても居られずサ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
古びた
上被
(
うはつぱり
)
、茶色の帯、
盲目縞
(
めくらじま
)
の
手甲
(
てつかふ
)
、編笠に日を
避
(
よ
)
けて、身体を前後に動かし乍ら、
踖々
(
せつせ
)
と稲の穂を
扱落
(
こきおと
)
して居る。信州北部の女はいづれも
強健
(
つよ
)
い気象のものばかり。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
踖
部首:⾜
15画
々
3画