“跟(したが)” の例文
われはこの生客(せいかく)の前にて、我身の上の大事を語らるゝを喜ばねど、二人は親しき友なるべければと自ら思ひのどめて、遲れ勝(がち)に跟(したが)ひ行きぬ。
われはその姿勢態度を見て、直ちにそのジエンナロなるを知りぬ。ジエンナロは驀地(まつしくら)に走りて、曾て憩ひし白壁の家に向へり。我は心ともなく、その後に跟(したが)ひ行きぬ。