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赭顔
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あからがほ
ふりがな文庫
“
赭顔
(
あからがほ
)” の例文
旧字:
赭顏
あれを
赭顔
(
あからがほ
)
にすると、先生そつくりであつたのだ。先年わたくしは
磐
(
いはほ
)
の名義を以て、長谷寺に於て先生の法要を営んだことがある。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
主人も客も
湯帷子
(
ゆかた
)
に着更へて、縁側近く据わつて、主人と背の高い
赭顔
(
あからがほ
)
とが
棋
(
ご
)
を打つのを、小男の客が見てゐる。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
寛
(
くつろ
)
げた
襟
(
えり
)
の間に挟んであるハンケチを出して、額の汗を
揩
(
ふ
)
きながら、あはゝゝと大声に笑つてゐる。
赭顔
(
あからがほ
)
は大きな体をゆつたり構へて、にこにこしてゐる。今度は小男が赭顔の相手に出て来た。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
跡から行く二人は皆赤い襟章で、一人は
赭顔
(
あからがほ
)
の図抜けて背の高い男、一人は締まつた体で、苦味走つた顔をした男である。二人共先に行つた男と同じ位な階級の人らしい。どれも八の顔を見て通つた。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
赭
漢検1級
部首:⾚
16画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“赭顔”で始まる語句
赭顔円目
赭顔疎髯
赭顔白髪
赭顔鶴髪