赤旗あかはた)” の例文
ジョバンニが見ている間その人はしきりに赤いはたをふっていましたが、にわかに赤旗あかはたをおろしてうしろにかくすようにし
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
海には僕等の来たころ勿論もちろん、きのうさえまだ七八人の男女なんにょ浪乗なみのりなどを試みていた。しかしきょうは人かげもなければ、海水浴区域を指定する赤旗あかはたも立っていなかった。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)