贔屓俳優ひいきやくしゃ)” の例文
一体三味線さみせん屋で、家業柄出入るものにつけても、両親は派手好はでずきなり、殊に贔屓俳優ひいきやくしゃの橘之助の死んだことを聞いてから、始終くよくよして、しばらく煩ってまでいたのが、その日は誕生日で
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)