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貫木
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かんぬき
ふりがな文庫
“
貫木
(
かんぬき
)” の例文
わたしは鎧戸の
貫木
(
かんぬき
)
をはずすと、窓は前にいった裏庭にむかっているが、そこには張り出しも何もないので、切っ立てになっている壁を降りる
便宜
(
よすが
)
もなく
世界怪談名作集:02 貸家
(新字新仮名)
/
エドワード・ジョージ・アール・ブルワー・リットン
(著)
僕は彼が不器用な手つきで
扉
(
ドア
)
の掛け金や
貫木
(
かんぬき
)
をさぐっているなと思っているうちに、たちまちその扉がばたりとひらくと、廊下を全速力で走ってゆく彼の
跫音
(
あしおと
)
がきこえた。
世界怪談名作集:13 上床
(新字新仮名)
/
フランシス・マリオン・クラウフォード
(著)
窓をあけようと思って、
貫木
(
かんぬき
)
に手をかけましたが、それは地面から非常に高い所にありますので、別に
梯子
(
はしご
)
を見つけない限りは、この方法で逃げ出すことは無駄であることが分かりました。
世界怪談名作集:05 クラリモンド
(新字新仮名)
/
テオフィル・ゴーチェ
(著)
なんとなく気味が悪かったので、僕も入り口の扉の
貫木
(
かんぬき
)
をはずしてしまった。しかも窓が不意に音を立ててあいたので、僕は思わずぎょっとしたが、それはすぐにまたしまった。
世界怪談名作集:13 上床
(新字新仮名)
/
フランシス・マリオン・クラウフォード
(著)
貫
常用漢字
中学
部首:⾙
11画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“貫木”で始まる語句
貫木差