譲後信こうしんにゆずる)” の例文
五月雨さみだれにこゝろ乱るゝふる里をよそに涼しきつきや見るらむ、など口にまかせ候。政之。御令妹このほど御歌は上達、感入かんじいり候也。書余譲後信こうしんにゆずる。努力加餐かさん。不宣。七月十一日。応渠再拝。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)