“議定（ぎじょう）” の例文

と、議定（ぎじょう）はあったが、これは表沙汰だけのことか、都を出る朝、みずから舌を噛んで死んだと公表された。じつは武士の手で斬られたのである。

私本太平記：09 建武らくがき帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

ひとり六角中納言親経（ろっかくちゅうなごんちかつね）は、その罪を決める仁寿殿の議定（ぎじょう）でそれが公明の政事（まつりごと）でないことを駁論（ばくろん）した。

親鸞 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

幕府議定（ぎじょう）の発表は、それで終っていたものではない。

私本太平記：04 帝獄帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“議定”の意味

《名詞》

(ぎてい)合議により決定すること。定まったこと。

(ぎじょう)明治初期に置かれた官職、三職のひとつ。
(出典:Wiktionary)

“議定”の解説

議定（ぎじょう）は、明治時代初期に置かれた明治政府の官職。
王政復古（慶応3年12月9日（1868年1月3日））の際に総裁・議定・参与の三職が設置された。議定には仁和寺宮純仁親王・中山忠能・松平慶永・島津茂久・徳川慶勝・山内豊信・山階宮晃親王・正親町三条実愛・中御門経之・浅野長勲の10名が任じられ、その後岩倉具視・三条実美・伊達宗城・長谷信篤の4名が追加された。
(出典:Wikipedia)

議	常用漢字 小４ 部首:⾔ 20画
定	常用漢字 小３ 部首:⼧ 8画