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諂
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ひつら
ふりがな文庫
“
諂
(
ひつら
)” の例文
このやうな生れながらの
差別
(
けじめ
)
が、或る時には彼の胸に加へられる抑圧となり、或る時には鳩尾の辺りを撫でさする取澄した
柔媚
(
じゅうび
)
の
諂
(
ひつら
)
ひとなつた。彼は次第にこの待遇に慣れて行つた。
垂水
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
“諂”の解説
諂 (てん)(sa: śāṭhya、シャーティヤ)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
心の邪曲。へつらうこと。自分だけの利益や世間の評判(名聞利養)を得るがために、他者をだまして迷わそうとして、私心を隠して人に媚びへつらい等など従順を装い、人の心を操縦する心である。もしくは、このような手段をもって、自分のなした過ちを隠蔽せんとする心である。
説一切有部の五位七十五法のうち、小煩悩地法の一つ。唯識派の『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち小随煩悩である。
(出典:Wikipedia)
諂
漢検1級
部首:⾔
15画
“諂”を含む語句
諂諛
諂曲
諂佞
諂媚
諂辞
辞色諂佞
阿諛諂佞